レイカーズ

「ブレイザーズはNBA史上最高の第8シード」

プレーオフファーストラウンド、 西カンファレンス1位のレイカーズは8位のトレイルブレイザーズと対戦し、初戦を93-100で落とした。

ブレイザーズはプレーインを制し勢いに乗っているとはいえ、西カンファレンス1位のレイカーズが初戦を落としたのは想定外だ。元NBA選手で現在は解説者のポール・ピアースはESPNの『The Jump』に出演した際に、第1戦の戦いを見て「ブレイザーズはただのチームではない」と発言した。

ピアースによるとブレイザーズが第8シードになった要因はシーズン中にケガ人を抱えていたからだという。現在はユスフ・ヌルキッチとザック・コリンズが復帰してロスターが揃ったブレイザーズには「レイカーズをプレーオフから追い出すためのすべてのツールが備わっている」とコメント。ピアースが言うように、ケガ人が復帰したブレイザーズはディフェンスも向上し、ボールムーブもシーズン中断前に比べて良くなっている。

そしてピアースは「レイカーズが心配だけど」と言うと、こう続けた。「これはNBA史上最高の第8シードだと思う。通常の第8シードではないよ。もしかしたら、レイカーズは第8シードにファーストラウンドで負けるNBA史上3番目のチームとして歴史に名を残すかもしれない」

レイカーズはメンタルの準備が十分にできないまま試合に入り、ブレイザーズの勢いに飲み込まれた。これでは勝てないのも無理はない。試合に向けた準備を完璧に整え、マインドセットができた状態で試合に臨む。優勝候補と呼ばれるレイカーズであっても、それだけの準備が必要な相手だ。それができないようであれば、2007年にウォリアーズに敗れたマーベリックス、2011年にグリズリーズに敗れたスパーズに続くことになる。