今シーズンはウィザーズ、クリッパーズに所属
2019-20シーズンの最下位に沈み『バブル』に参加する権利すら与えられなかったウォリアーズは、オフシーズンの補強次第で来シーズンV字回復を果たす可能性がある。
ステフィン・カリー、前十字靭帯の断裂から復帰予定のクレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズという新たなコアの可能性は興味深い。さらにドラフト上位指名権で即戦力を指名する、あるいは指名権を使って大型トレードを成立させることも可能で、オフシーズンの動向が注目されている。
そのウォリアーズに早くもベテランのアイザイア・トーマスが加入を希望している。レイカーズのジャレッド・ダドリーがTwitterに投稿した「ウォリアーズのことを忘れてはいけない。コンディションに問題がなくて、トップ5の指名権を得られれば西のトップ4に入るチームだ」という内容を引用する形で、トーマスは「ウォリアーズにアクションを起こしてもらいたい。ベンチからでもプレーする!!!」と投稿したのだ。
今シーズン開幕をウィザーズで迎えたトーマスは、シーズン中に成立した3チーム間トレードでクリッパーズに移籍するもすぐに契約を解除され、無所属の状態が続いている。2016-17シーズンまではセルティックスのエースだったトーマスだが、股関節のケガでそれまでのようなパフォーマンスを発揮できなくなり評価が下がると、キャバリアーズ、レイカーズ、ナゲッツ、ウィザーズを渡り歩く『ジャーニーマン』になってしまった。
全盛期のキレはもう失われたかもしれないが、175cmと小兵ながら得点能力は高く、フィジカルも強く、ハンドリングの技術も高い。トーマスのようなベテランの去就が決まるのはロスター編成の大半が済んでからになるだろうが彼の希望がかなうかどうか、その行方を見守りたい。