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優勝を知る大ベテランは貴重なローテーションの一角

キャリア19年目の今シーズンを若手中心のバックスで過ごしたジェイソン・テリー。平均16分の出場ながら3.3得点、1.2アシストを記録し、ローテーションの一角として、そして2011年にマーベリックスで優勝を経験したベテランとしてチームに良い影響を与えた。

バックスは東カンファレンス1回戦でセルティックスに敗れ、テリーの今シーズンも終了。しかし、20年目の来シーズンもバックスでの現役続行を希望している。シーズン最後のメディア対応に応じたテリーは「もう1年プレーしたい。この球団に戻って来るために努力する」と語った。

昨夏バックスと単年契約を結んだテリーは、今夏フリーエージェントになる。しかし彼の希望はあくまでも現役続行で、昨年と同様に高額契約を要求するつもりはない。バックスでも戦力として十分に機能していただけに、再契約も十分にあり得る。バックスが戦力外と判断しても、その経験を買う球団は複数出てくるはずだ。

まだまだ足も動き、時には勝負を決められる凄腕シューターとしての一面も垣間見せる『JET』は、ロバート・パリッシュ、ケビン・ガーネット、ケビン・ウィリス、カリーム・アブドゥル・ジャバー、コービー・ブライアント、ビンス・カーター、ダーク・ノビツキーに次いで、史上8人目の20年選手として来シーズンもコートに立ち、3ポイントシュートを決めた後で見せるトレードマークの『飛行機ポーズ』を披露してくれるだろう。