写真=Getty Images

3ポイントシュート5本成功を含む28得点で『復活』

左ひざ靭帯の損傷により3月下旬から欠場を続けていたステフィン・カリーが、復帰戦でド派手なパフォーマンスを披露し、本拠地オラクル・アリーナを揺らした。

プレーオフでのキャリアでは2試合目となるベンチ出場だったものの、そのインパクトの大きさは計り知れない。第1クォーター残り4分20秒にコートに入ったカリーは、その11秒後、左ウィングから3ポイントシュートを難なく成功させた。その瞬間、ホームのファンはまるで地鳴りのような大歓声でエースの復活を喜んだ。

その後もカリーはブランクを感じさせないパフォーマンスを披露。出場時間に制限は設けられていなかったようだが、今シーズンのプレーオフ初出場で27分プレーし、10本中5本の3ポイントシュートを含む28得点7リバウンドを記録。圧巻だったのは、カリーが出場していた時間帯とベンチに下がっていた間の得失点差(プラスマイナス)で、今シリーズ最高の+26だった。

カリーは、試合前のルーティンでもあるロッカーへと繋がる通路からのシュートを2回目で決めた瞬間から、好感触を得ていたという。本人の希望は、ペリカンズとの西カンファレンス準決勝の初戦からの復帰だったが、結果的に第2戦での復帰が完璧に機能した。

見事な復活を果たした試合後、カリーはファンに感謝。「ウチのファンはいつもクレイジーだからね。チームの士気が上がりそうな機会があれば、ホームコートアドバンテージを作ってくれる。僕たちも彼らに頼っているし、とても大きな強みだから」

エースが復帰戦で大活躍し、シリーズ2連勝を飾ったウォリアーズ。フルメンバーが揃った王者に、死角は見当たらない。