中国で奮戦した3x3女子日本代表、メダルには一歩届かずも「最後まで戦い抜けた」

2018/05/02
日本代表
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文=鈴木健一郎 写真=FIBA.com

準決勝、終盤に追い上げるも逆転には至らず

中国の深セン市で行われた3x3アジアカップ。日本代表は男女ともに準決勝に駒を進め、男子が銅メダル獲得、女子は4位という結果に終わった。国際大会でのメダル獲得は3x3日本代表にとっては初のこと。結果だけでなく内容でも収穫の多い3日間となった。

大会最終日の昨日は男女ともにベスト8からの決勝トーナメントが行われた。女子日本代表は準々決勝でウズベキスタンと対戦。身長の高い相手を攻めではスピードで振り回し、守備ではしぶとくプレッシャーをかけて先行。最後は追い上げられたが15-14で勝ち切った。

もったいなかったのは準決勝の中国戦。195cmと突出して大きな相手選手の対応策をなかなか見いだせず、その間に6-14と大きく先行される。それでも立川真紗美がルーズボールを追って固いコートにダイブするなど士気は衰えず、ラスト2分で猛烈な追い上げを見せたが14-18と届かず。3位決定戦のオーストラリア戦では体力が残っておらず5-17と大敗を喫した。

銅メダルを獲得した男子に比べ、女子は立川を除く3選手が3x3の国際大会に初挑戦で、準備不足だった感は否めない。また最大の武器としたかったロングレンジからの2ポイントシュートが決まらず、サイズ不足の中でゴール下での勝負を挑まなければいけなかったのも痛かった。

それでも強敵相手、しかもハードスケジュールの大会でベスト4に進んだことは大きな進歩。大会を終えて、立川はこうコメントしている。「大会直前の合宿のみで大会に向かうという強行軍ではありましたが、そんな中でもチームメートやスタッフと密にコミュニケーションをとりながら、ケガもなく、1試合1試合ごとに成長を感じながら最後まで戦い抜けた点では、3x3女子日本代表チームにとって、非常に良い経験ができたと思います」

3x3は本格的な強化をスタートさせたばかり。認知向上やプレーヤーの増加を進めるためにも日本代表の果たす役割は大きい。立川は言う。「日本が世界で戦っていくためには、これからもっともっと女子の3x3を日本国内で認知して、競技者を増やし、レベルアップを図っていかなければなりません。私たちもその一助となれるよう、3x3を盛り上げていきたいと思います」

名木洋子、石川麻衣、前田有香の3人も代表初選出ながら持ち味を発揮して奮闘。2020年の東京オリンピックへ、そしてその先へ。女子日本代表は正しい方向へ第一歩を踏み出した。