一悶着あったロジアーとブレッドソーも『ノーサイド』
勝ったチームが東カンファレンス準決勝に進出する『Game7』
大一番でプレーオフでのキャリアハイとなる26得点を記録したセ
しかし、第7戦の会場はボストン。
Terry Rozier gives Delly the sauce with "who is Bledsoe?" chants raining down in Boston. pic.twitter.com/HOguQnyggR
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) 2018年4月29日
しかし、試合が終わればノーサイド。激しくやり合った2人は試合終了とともに抱き合って健闘を称え合った。試合後、ロジアーは「俺はブレッドソーを尊敬している」とコメント。今シリーズで平均16.2得点の活躍を見せた要因については「これまでの経験から学んだことを生かせているし、何よりも落ち着いてやれているのが大きい」と話した。
シリーズを勝ち上がったとはいえ、セルティックスはまた新たな不安材料を抱えることに。カイリー・アービングの離脱以降、オフェンスの中心を担ったジェイレン・ブラウンがハムストリングを痛めてしまったのだ。ヘッドコーチのブラッド・スティーブンズは「他の選手に素晴らしいプレーをしてもらわないといけない」と語るが、これは大きな痛手。次ラウンドの相手シクサーズはベン・シモンズが絶好調で、ジョエル・エンビードも眼窩骨折の影響がもうなくなる頃。タレントレベル、選手層ともにシクサーズに分がある。
一方、『鬼門』の第6戦を乗り越えて第7戦にたどり着いたバックスは、またもプレーオフ1回戦で敗退。だが、この経験は若い選手の多いチームにとって大きな糧になるはず。ヤニス・アデトクンボは「第7戦に勝つために何が必要か分かった。こういう試合では、先に動いて相手にダメージを与えないといけない」と話す。
セルティックスにも言えることだが、バックスの将来は明るい。アデトクンボも今シーズンの経験を通じてまた成長し、来シーズンもシーズンMVP級の活躍を見せてくれるだろう。
アービングが手術に踏み切ったことで盛り上がりには欠けたかもしれないが、若い選手たちによるハイレベルな攻防が見られたシリーズだった。