大坂、京都、宇都宮、群馬、名古屋Dの『初陣』を配信
Bリーグの試合中継を始めとした様々なバスケットボールの映像コンテンツを配信する『バスケットLIVE』が、Bリーグ開幕を前にしたプレシーズンゲームを無料でライブ配信する。
現時点で発表されているのは3試合。まずは8月30日、おおきにアリーナ舞洲で行われる大阪エヴェッサvs京都ハンナリーズだ。大阪は天日謙作ヘッドコーチを始めとしたコーチングスタッフ陣が全員残留。アイラ・ブラウンを中心とした『走るバスケ』を継続する構えだが、エリエット・ドンリーと駒水大雅ジャック、角野亮伍と若くてサイズのある日本人選手の新戦力がどう組み込まれるかに注目だ。一方の京都は長くチームを率いた浜口炎から若い小川伸也へと指揮官が交代。エースのジュリアン・マブンガも移籍して選手の顔ぶれが大きく入れ替わり、全く新しいチームとしてスタートの一戦となる。
続いては足利市民体育館で行われる宇都宮ブレックスのホームゲーム連戦、9月5日の群馬クレインサンダース、6日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦だ。群馬はB2ながら帰化選手として千葉ジェッツを強豪に押し上げたマイケル・パーカーを獲得するなど野心的な補強でB1を本気で目指すチーム。また名古屋Dはこれまで層の薄かったポイントガードに世代No.1の実力者である齋藤拓実、コート上でリーダーシップを発揮できる存在として狩野祐介とピンポイント補強に成功。ポテンシャルはあれど優勝争いには食い込めなかったチームが、ブレイクスルーのきっかけを初戦でつかめるかどうか、注目の一戦となる。
Bリーグ初代王者の宇都宮ブレックスは田臥勇太、ライアン・ロシターとジェフ・ギブスといったチームの核になる選手は5シーズン目も変わらず、ヘッドコーチは代わっているが安齋竜三は内部昇格で『ブレックスのスタイル』は完全に確立されている。その中で磨き上げてきたバスケットの完成度が見どころの一つとなる。
その宇都宮が相手ということで、群馬としてはBリーグ最強のインテンシティを誇る相手と戦うことで自分たちの基準を大きく引き上げることができそうだし、名古屋Dにとっては優勝争いのレベルを測る機会となる。
『バスケットLIVE』では、今後も無料ライブ配信となるプレシーズンゲームの試合数を増やすべく調整を続けているとのこと。
勝敗よりも内容が問われる試合ではあるが、昨シーズンが3月で中止になったことでどのチームの選手も『試合に飢えている』のは間違いない。それはファンにとっても同じ。観戦の『試合勘』を開幕までに取り戻す作業は、楽しいものになりそうだ。
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