東京オリンピックでのメダル獲得へ向け、強化に本腰
昨日、男女の3×3日本代表が発表された。チームは昨夜に日本を発ち、4月29日から5月1日まで中国の深セン市で行われる3×3アジアカップ2018に出場する。
2020年の東京オリンピックで正式種目に採用されたこともあり、日本バスケットボール協会は3×3の普及や強化にも今後力を入れていく方針。日本代表においては男女のオリンピック出場、メダル獲得を目標に掲げている。
そのためのポイントが5人制バスケットボールと3×3を連携させた、一体型の強化体制。オペレーションチーフとして強化を担当する金澤篤志は「日本バスケットボールという大きな家に3×3、5on5のそれぞれの部屋があるイメージ。選手は双方の部屋を互いに行き来できる」と表現する。とりわけ3×3に求められるオールラウンドなスキル、フィニッシュのスキル、当たり負けしないフィジカルは5人制バスケの日本の課題でもある。そのため、特にアンダーカテゴリーの世代においては3×3を新しい選択肢として、選手強化に役立てる方針だ。
3人制と5人制の敷居を下げ、『良いとこ取り』で特に若い世代のスキルを高める。ただし、同じバスケット競技ではあっても特性は異なる。日本代表がオリンピックでメダルを狙う上では、その競技特性を完全に理解することが必要で、代表選手については3×3をやりこみ、チームケミストリーを高める必要がある。「年代が上がっていくとともに、最終的にそれぞれの競技に特化した選手たちでチーム編成が行われていくというのが日本のバスケ界において理想的な強化方針だと考えている」と金澤オペレーションチーフは説明する。
男子日本代表の落合知也は「社会人や大学生、Bリーガーなど様々な選手が3×3に挑戦することによって日本のレベルが上がってくる。どんどん盛り上げたい」と、オリンピックに向けて3×3の盛り上げ役を買って出ている。
また女子日本代表の立川真紗美はメダル獲得へ向けた意気込みをこう語っている。「3×3でも背の高い選手が多い中で、平面を使ったバスケットが通用する部分もありました。私を含め、ドライブだけでなく外だけでなく、うまく組み合わせて中も外も決められるバスケットができれば女子もメダルを狙える位置にいると思っています」
番 号 | 名 前 | Pos. | 身長/体重 | 生年月日 | 所属チーム |
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1 | 野呂竜比人 NORO Tatsuhito | F | 188cm91kg | 1988/6/24 | Team TOKYO/RBC東京 |
3 | 小松昌弘 KOMATSU Masahiro | F | 191cm90kg | 1984/4/22 | Team TOKYO/RBC東京 |
7 | 鈴木慶太 SUZUKI Keita | G | 180cm82kg | 1981/7/3 | Team TOKYO/RBC東京 |
91 | 落合知也 OCHIAI Tomoya | F | 195cm92kg | 1987/6/18 | Team TOKYO |
番 号 | 名 前 | Pos. | 身長/体重 | 生年月日 | 所属チーム |
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3 | 石川麻衣 ISHIKAWA Mai | F | 180cm70kg | 1985/4/11 | – |
9 | 名木洋子 NAGI Yoko | F | 175cm67kg | 1982/5/9 | – |
11 | 前田有香 MAEDA Yuka | F | 173cm63kg | 1984/12/4 | – |
45 | 立川真紗美 TACHIKAWA Masami | G | 171cm60kg | 1980/11/16 | – |