ハレルが戻り「別次元の場所へたどり着ける」
クリッパーズのモントレズ・ハレルは病状が悪化した祖母に付き添うため7月17日に『バブル』を離れた。その後欠場が続いていたが、再び戦いの舞台へ戻ってきたことを自身のSNSで明かした。
ハレルは今シーズン平均18.6得点、7.1リバウンドを記録し、シックスマン賞のファイナリストに残った。チームメートのルー・ウィリアムズは「トレズ(ハレルの愛称)が戻ってくればチームはフルの戦力で戦える」と話し、チームが大きな目標に向けて準備をしていると話した。
「気持ち的には大きな目標に向けて戦う準備はできている。もう1段階上のレベルでの戦いになることは分かっている。別次元の場所へたどり着けることも知っている。選手は準備万端だ」
また、同じくシックスマンのファイナリストに残っているウィリアムズは、対応が難しい『相棒』のマークマンを気の毒に思うと発言した。「彼は戻ってきて仕事をする準備ができている。トレズはエネルギーにあふれていて、プレーの質も高く、フィジカルが強くて気持ちの強い選手だ。心に背負っているものがあるから、対戦相手の選手は気の毒だと思う」
指揮官のドック・リバースはハレルが今週中に試合に復帰できる可能性があるとコメントした。「少なくとも一度、普段のローテーションで試合ができればいいと思っている。シーディングゲームで選手が全員揃った試合が一度もなかったのは我々だけのはずだ。タフな状況だったが、1試合でも全員で戦えるといいね」
レギュラーシーズン最終戦、14日のサンダー戦の前に検疫期間が終了すればハレルの出場は可能だ。バブルでの戦績は3勝3敗と突出していないが、ハレルが試合勘を取り戻しプレーオフをベストメンバーで臨めるようになれば、やはりクリッパーズは優勝候補筆頭だ。