ラッセル・ウェストブルック

02-03のコービー&シャックを上回る平均61.7得点

シーズン中に『超スモールボール・ラインナップ』に切り替えたロケッツは、再開後4試合を3勝1敗とし、西カンファレンス4位に浮上している。3位ナゲッツとも1.5ゲーム差で、残るシーディングゲーム4試合で十分に逆転が可能だ。

そして、勢いに乗るチームを引っ張るジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックは歴史に残るデュオになった。2人の平均得点の合計は61.7得点(ハーデンが平均34.3得点、ウェストブルックが27.4得点)に到達し、2002-03シーズンのコービー・ブライアントとシャキール・オニールが記録した57.5得点(コービーが平均30.0得点、シャックが27.5得点)を上回り、ABA(American Basketball Association)とNBAが統合された1976年以降最強のスコアリングデュオに君臨した。

どちらも個性的な組み合わせだが、レイカーズに3連覇をもたらした歴史的なコンビを上回るスコアリングデュオの誕生は特筆に値する。ウェストブルックは直近のレイカーズ戦を欠場したものの、ハーデンが39得点8リバウンド12アシストの大活躍でカンファレンス首位を相手に113-97で快勝している。

残る4試合の結果次第だが、ロケッツは現在3ゲーム差で追うクリッパーズを抜いて2位でレギュラーシーズンを終える可能性も残されている。NBAには破壊力抜群のデュオが数多く存在するが、今シーズンのハーデン&ウェストブルックを凌ぐデュオは今のところ見当たらない。