高松ミニバス

「ソーシャルディスタンスを意識しながら走れば大丈夫」

男女で50人の選手を擁し、東京都豊島区で活動する高松ミニバスケクラブは、『全国学生フリースローチャレンジ』に熱心に取り組んでいるチームの一つ。「今まで何もかも自粛と中止ばかりだったところで、子供たちが前向きに取り組む目標ができました」と指導に当たる土屋啓成コーチは語る。

東京都では新型コロナウイルスの感染者がまた増えており、高松ミニバスも練習こそ通常通りの日数でできるようになったが、人数の制限や練習メニューの制限のある中での活動を余儀なくされている。また練習試合など他チームとの交流も今はできない。豊島区では活動を再開できたが、今も同じ都内でも地域によっては小学校の体育館が使えず、活動中止のままのチームもある。

10月には公式戦が予定されているが、現状のままでは大会が開催できるかどうか厳しいと言わざるを得ない。そんな中でも、高松ミニバスの選手たちは練習に取り組み、そして『全国学生フリースローチャレンジ』に挑戦している。

高松ミニバスでプレーする神長泉妃さんは「コロナで試合ができなくて、でも何かに挑戦したかった」と語る。

「フリースローは得意じゃないし、2メートル離れないといけないルールもあるので最初は『すぐ打てないじゃん』と思ったんですけど、ソーシャルディスタンスを意識しながら走れば大丈夫でした。いっぱい打てるように5人でスムーズに広がりながら打つのがコツで、それは何回もやっていくうちに分かった感じです」

今は練習の合間の休憩時間にも『全国学生フリースローチャレンジ』のルールに沿ってフリースローを打っているそうだ。しかし練習で調子が良くても、いざ本番となると意識してしまい「スマホを向けると撃沈。でもみんな楽しそうにやっています」(土屋コーチ)とのこと。

神長泉妃さんは「このチャレンジでみんなが一つになって、絆が強くなりました」と語る。今後も自分たちの記録を更新したら動画を投稿していくとのこと。

https://twitter.com/RLgd4NFhEuULH7P/status/1291989547572633602