「中断期間のトレーニングがバブルでプラスに働くと思っていた」
トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが現地8月6日のナゲッツ戦でキャリアハイに並ぶ11本の3ポイントシュートを含む45得点を記録し、 125-115での勝利に貢献した。
リラードはこの試合でフィールドゴール21本中13本、3ポイントシュート18本中11本を成功させるだけでなく、12アシスト4リバウンド3スティールと攻守に渡り活躍。ジャマール・マレーやギャリー・ハリス、ポール・ミルサップら主力がケガで不在とはいえ上位のナゲッツに勝利したことは大きい。
「相手は選手が足りなかったと言う人もいるだろうが、勝って謝るつもりはない。僕らは仕事をするためにここへ来た。落としてしまった試合もあったけど、勝利できてうれしいよ」とリラードは試合を振り返った。
リラードの他にもプロ2年目のギャリー・トレントJr.が7本の3ポイントシュートを含む27得点を挙げ、ユスフ・ヌルキッチが22得点、CJ・マッカラムも13得点を記録。また、ブレイザーズはチーム全体でもフランチャイズ記録となる23本の3ポイントシュートを成功させ、リラードは「チームは目指す方向へ向かっている」と自信をのぞかせた。
リラードはシーズン中断期間中に「プレーオフの可能性がないならプレーしたくない」と発言していたが、その真相を語った。「数カ月前にあのような発言をしたのは、プレーオフ争いに参加できさえすれば現在のようなプレーができると分かっていたからだ。ケガ人が戻って来たし、休養も十分だ。中断中にコンディションを整えながらチームメートと連絡を取り合っていた。練習施設が使えるようになってからは毎日練習してきた。僕たちの場合、中断期間のトレーニングがバブルでプラスに働くと思っていたし、実際にそうなっているよ」
ブレイザーズは現在、32勝38敗で西カンファレンス9位だが、8位グリズリーズとのゲーム差は0.5しかない。さらにリーグ再開後は3勝1敗のブレイザーズに対し、グリズリーズは4連敗で、先日ジャレン・ジャクソンJr.がケガで離脱したばかり。ブレイザーズにとっては有利な状況だが、指揮官のテリー・ストッツはシーディングゲームはまだ4試合残っており、どうなるかは分からないと語る。
「状況は変わらない。プレーオフの枠は1枠しか残っていないし、そのことを肝に銘じてプレーする必要がある。先のことは考えず次の試合に集中したい」