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崖っぷちから6連勝、ナゲッツが最終戦に可能性を残す

NBAのレギュラーシーズンもいよいよ大詰め。大混戦の西カンファレンスではスパーズとサンダー、ペリカンズがそれぞれ81試合目にしてプレーオフ進出を確定させた。残る最後の枠を争うのはティンバーウルブズとナゲッツ。両者は11日のレギュラーシーズン最終戦で対戦する。

ナゲッツにとっては、この状況に持ち込むまでが一苦労だった。3月30日にサンダーとのオーバータイムに渡る死闘を制してから6連勝。9日にはブレイザーズ戦と対戦。相手は勝てばジャズの猛追を振り切り西の3位が確定するだけに、本気で勝ちに来ていた。

どちらも譲らない試合は、総じてロースコアゲームになるもの。序盤はナゲッツがリードし、途中でブレイザーズが逆転し、第4クォーターに入ってナゲッツが9-0のランでひっくり返す展開に。デイミアン・リラードの得点で肉薄され、最後の最後まで苦しんだものの、48分間プレー強度を落とさず88-82で勝ち切った。

一方のウルブズは、もはや目標のないグリズリーズを相手に余力を残しての勝利。カール・アンソニー・タウンズは24得点18リバウンドと大暴れ。同じチームになっても一緒にプレーする機会がなかなか巡ってこなかったジミー・バトラーとデリック・ローズの揃い踏みもあり、チームは勢いに乗っている。

11日の直接対決29勝11敗とホームで分の良いウルブズに地の利がある。ただしプレーオフ進出を争うチームとばかり対戦して6連勝しているナゲッツの勢いは本物。勝ったほうがプレーオフに進出。レギュラーシーズンの『ファイナル』を飾るにふさわしい熱戦になるに違いない。