ジョエル・エンビード

シモンズも「ジョエルのプレーを心から尊敬している」

ジョエル・エンビードとベン・シモンズ、若きスーパースターデュオを擁するシクサーズは、開幕前には東カンファレンスのトップシードを争うと予想されていた。しかし、いざ開幕してみるとロードで10勝24敗と苦戦し、シーズン中断時点で39勝26敗の6位と周囲の期待を大きく下回っている。

チームの不振を受け一部の評論家は、ペイント内でのシュートを好む2人の共存は難しいという理由からエンビードとシモンズのデュオを解体すべきだと主張し始めた。

しかしエンビード本人はそれを否定し、先日出演したポッドキャスト『The Rights to Ricky Sanchez』で「2人はまだ才能をフルに発揮できていない」と発言した。「ベンとは引退するまでずっと一緒にプレーしたいと思っている。彼には多くのポテンシャルがあるし、僕だって同じだ。僕たちは今よりももっと上達できるはずさ。他の選手とプレーしたいと思う理由がないし、ベンはキャリアを通して一緒にプレーしたい選手だよ」

2人の関係についてはシモンズもエンビードと同様の発言をし、2月のオールスターにはこう話している。「ジョエルは素晴らしい才能を持っているから、彼とプレーしていると楽しいんだ。ジョエルのプレーを心から尊敬しているし、彼も僕のことを同じように思っていてくれている。チームが正しい方向へ行くように努力を続けていれば大丈夫だ。僕らは才能に溢れているし、今後どこまで成長できるか考えると恐ろしいくらいさ」

26歳、24歳と若い2人だが、すでにプレーオフ41試合に出場しており、オールスターにも選出されるなど経験豊富だ。2人にはまだまだ成長の余地があること、リーグ屈指のディフェンダーであること、そして何よりも一緒にプレーするのを楽しんでいることを考えると、2人を引き離すよりもともに成長させる方が賢明だろう。まずは再開後の初戦となるペイサーズ戦での2人のプレーに注目だ。