スクリメージでは3試合すべてで2桁得点を記録
練習試合(スクリメージ )とはいえ、『バブル』でインパクトを残し続けているナゲッツのボル・ボルに朗報が舞い込んだ。
NBAは先日、今シーズンのMVPや新人賞などの投票をリーグ再開前に締め切ることを発表し、投票者は3月11日までのパフォーマンスで誰が受賞に相応しいか判断することになった。しかし『ESPN』によれば、今週末からオーランドの『バブル』で再開されるシーズンで公式戦デビューを果たした選手には、2020-21シーズンの新人王候補資格が与えられるという。
今シーズンは中断期間まで出場機会がなかったボルだが、スクリメージでは3試合すべてに出場し、うち2試合では先発を務めた。16得点、15得点、10得点と3試合すべてで2桁得点をマークし、リバウンドやブロックでも存在感を発揮している。今の状態を維持できれば、再開後に公式戦デビューを果たす可能性は高い。
西カンファレンス上位のナゲッツでローテーションの一員に食い込み、2019年のドラフト上位候補とまで言われた実力を証明できれば、来シーズンの新人王レースで優位な立ち位置に立つことができる。まだスペーシングなど課題は多く、線の細さも目立つため、プレー強度が上がるシーディングゲーム(順位決定戦)やプレーオフで相手の激しい当たりに苦しむだろうが、自身を低く評価した周囲を見返すには良い機会になる。
練習試合での経験を生かし、公式戦でもインパクトを残せるかどうか。屈辱の全体44位で指名されたボルのリベンジに向けた戦いは、すでに始まっている。
Can't get enough @BolBol content?
Don't worry, we've got you covered with his top plays from our scrimmages! #MileHighBasketball pic.twitter.com/yvG1gGGxsH
— Denver Nuggets (@nuggets) July 28, 2020