ルー・ウィリアムズ

「2人ともシックスマン・オブ・ザ・イヤーに値すると感じている」

クリッパーズのルー・ウィリアムズは60試合中52試合がベンチからの出場でありながら、カワイ・レナード、ポール・ジョージに次ぐ平均18.7得点を記録し、キャリアハイとなる5.7アシストを記録して西カンファレンス2位のチームに大きく貢献している。

過去3度(2015、2018、2019年)『シックスマン賞』を受賞しているウィリアムズが今シーズンも同賞を受賞する可能性は高い。そうなれば、同じく3度の受賞経験を持つジャマール・クロフォードを抜き最多記録を更新することになり、さらには3年連続での快挙達成となる。だが、『thescore.com』によれば、ウィリアムズはチームメートのモントレズ・ハレルとの同時受賞を希望し、それが叶わなければハレルに賞を譲ると発言した。

「僕たちは犠牲を払って成功を収めてきた。2人ともシックスマン・オブ・ザ・イヤーに値すると感じているし、僕はトレズと賞を共有したい。それができないのであれば、彼に譲りたい」」

今シーズンのハレルは63試合中61試合がベンチからの出場で、平均18.6得点、7.1リバウンド、1.1ブロックを記録。2人が同時にプレーした時間は1388分で、2位のハレルとジャマイカル・グリーンのコンビを400分以上も上回っている。また、2人が同時にコートに立っている時は、100ポゼッションあたり5.3ポイントのスコアアップを達成していることからも、ウィリアムズにとってハレルは強力な『相棒』ということが分かる。

なお、ハレルはウィリアムズが3度目のシックスマン賞を受賞した昨シーズンの投票で3位となり、今シーズンの受賞の可能性も大いにある。『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』では過去に3度、2人同時受賞となったケースがあるが、シックスマン賞はない。今シーズンのシックスマン賞レースの行方はいつも以上に注目度が増しそうだ。