「新しい文化を構築する」ミッション
京都ハンナリーズは今日、滋賀レイクスターズのアシスタントコーチを務めた小川伸也のヘッドコーチ就任を発表した。
滋賀県出身の小川はクラブの立ち上げの2008年に加入し、現役引退後もアドバイザリーコーチ、アシスタントコーチを務めてきたが、このタイミングで新天地を求めることになった。昨シーズンは若手の急成長とともに躍進した滋賀を、ショーン・デニスの右腕として支え、今回初めてヘッドコーチを務めることになる。
小川はクラブを通じて次のようなコメントを発表している。「ハンナリーズの試合を見て良かったと思ってもらえるように日々の練習からチームのなりえる最高の姿を追い求めていきます。コロナ禍の状況でもバスケットボールをさせて頂ける環境に感謝しながら選手・スタッフ・会社が一丸となって全力でシーズンを戦っていきたいと思います」
京都は長くチームを率いていた浜口炎が富山グラウジーズのヘッドコーチに転じており、後任に小川を据えることになる。京都の板倉令奈GMは「日本一を本気で目指すための新しい文化を構築する」ミッションを果たせる人間として小川を紹介している。今オフに京都は大幅な若返りを断行しており、ロスターの半数を占める若手のブレイクなくしてチームの成功はない。
ショーン・デニスの下で結果を出した小川がヘッドコーチとしてどのような手腕を振るうのか、大いに期待したい。