ジミー・バトラー

ヒートでは『Black Lives Matter』が多数

NBAでは人種差別撲滅に向けた活動の一環として、シーズン再開後に着用するユニフォームの背面にメッセージを入れることができる。ヒートのジミー・バトラーは「今の自分になれていなければ他の有色人種と変わらない」という意味を込めて、空欄にしようと考えていたが、このアイデアがリーグから却下されたと『South Florida Sun Sentinel』が報じた。

この決定は覆る可能性もあるが、現時点ではバトラーはラストネームを載せる予定だという。リーグは選手会と協力し背面に載せるメッセージのリストを作成した。バトラーは「リーグが選んだメッセージはどれも気に入っているしリスペクトしている」と評価したが、よりメッセージが伝わる『空欄』を選択していた。

セルティックスのジェイレン・ブラウンもバトラーのアイデアに賛同していた。ブラウンは空欄にすることで無名の人種差別の犠牲者に対し敬意を表したいと話した。「自分の感情や気持ち、情熱を持っていることをすべて一言で表すのは難しい。用意されたリストから選ぶのはなおさらだ」

ヒートではオールスター選手のバム・アデバヨ、ベテランのユドニス・ハズレム、ケンドリック・ナン、タイラー・ヒーローらが『Black Lives Matter』を選んだ。ゴラン・ドラギッチ、マイヤーズ・レナードらが『Equality(平等)』、今年のスラムダンクコンテスト優勝者のデリック・ジョーンズJr.は『Love Us(我々にも愛を)』を選んだ。

リーグが用意したリストには他にも『Vote(投票しよう)』、『I Can’t Breath(息ができない)』、『Justice(正義)』、『Peace(平和)』、『Freedom(自由)』などが含まれている。