馬場雄大

「日本バスケの一部をオーストラリアにもたらす」と本人も意欲

馬場雄大のメルボルン・ユナイテッド入りが発表された。

NBL(オーストラリアリーグ)も新型コロナウイルスの影響で昨シーズンはファイナルの途中で打ち切りとなっているが、メルボルンは15勝13敗で9チーム中4位の成績を収めている。

メルボルンは馬場獲得を伝えるリリース内で、ヘッドコーチのディーン・ビッカーマンによるコメントを発表している。

「馬場は、私たちのクラブにこれまで見たことのない違いをもらたしてくれる。希有な能力の持ち主で、彼のプレーを見ると本当に勇気づけられる。彼がリーグにインパクトを与えられると真剣に思っている。ガード陣は激しい競争となる。馬場は優れたディフェンダーで、シェア(イリ)、ミッチ(マッキャロン)、クリス(ゴールディング)らと多彩なグループを形成する。これにより我々はいろいろな布陣で戦うことができる」

チームの中心選手はゴールディング。昨年のワールドカップにもオーストラリア代表の一員として参加したスコアラーで、準々決勝でチェコを破った試合では14得点を挙げてチームの躍進に貢献している。アジア枠でサラリーキャップの対象外としての加入となる馬場はバックコートの一員として攻守にアグレッシブな働きが期待される。

馬場のコメントも発表されている。「メルボルン・ユナイテッドが素晴らしい評判のチームであり、ビッカーマンコーチのこれまでの経歴も知っています。日本バスケの一部をオーストラリアにもたらせることを楽しみにしています」

新型コロナウイルスの影響でまだ揺れ動いてはいるが、NBLの2020-21シーズンは12月3日に開幕し、4月中にシーズンが終了する。開幕はまだまだ先だが、ビンス・クリベリCEOは「彼は日本におけるスターで、日本のファンが馬場、メルボルンを応援してくれることに期待している」とコメント。加入発表と同時にユニフォームも販売開始となった。オーストラリアでも18番を付けるようだ。