伊藤拓摩

「アルバルクと共にバスケットボール界を牽引できるようなチームを」

ジャパネットホールディングスは今日、プロバスケットボールクラブのGMに伊藤拓摩が就任することを発表した。ジャパネットホールディングスは、長崎県を本拠としたプロバスケットクラブの立ち上げおよびB3への参入に向けたB3リーグ公式試合参加資格を申請中であることを先日発表したばかり。

GMに就任することとなった伊藤は、2009年からトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)のアシスタントコーチを務め、2015-16シーズンからヘッドコーチに昇格。Bリーグ初年度の2016-17シーズンは東地区2位となりチームをチャンピオンシップに導いた。2017-18シーズンからはA東京のテクニカルアドバイザーを務めながら、2018年より約1年8カ月に渡り、NBAの下部組織Gリーグに所属するテキサス・レジェンズでコーチ研修を受けた経験を持つ。

「地域に愛されるクラブであることを第一に考え、人材育成や地域コミュニティ活動を大事にする伊藤氏の理念が、当社が目指すクラブづくりと合致しており、共に長崎のバスケットボール界を盛り上げていきたいという想いから、この度就任いただく運びとなりました」とクラブは伊藤のGM就任の経緯を発表している。

なお、A東京は2020年8月末をもって伊藤との契約が満了となり、退団することを発表。伊藤はクラブを通して次のコメントを発表している。「アルバルクで過ごした11年間を振り返りますとアシスタントコーチ、ヘッドコーチ、そしてアメリカ研修という貴重な経験をさせていただき、コーチとしても、1人の人間としても成長できる様々な機会をいただきました。アシスタントコーチ時代からヘッドコーチ、そしてアメリカでの研修中も常に多大なるサポートをいただいたことを心から感謝しております。11年間、素晴らしい選手達、コーチ陣、チームスタッフ、フロントの皆様と一緒にお仕事をさせていただいたことは人生の宝であり、これからも私の心の特別な場所で輝き続けます。11年間、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます」

「長崎ではアルバルクで学んだことを活かし、アルバルクと共にバスケットボール界を牽引できるようなチームを目指していきたいと思っております。11年間、お世話になりましたアルバルクを離れるのは寂しい気持ちでいっぱいですが、今後はバスケットボールを愛する同志、そして日本のバスケットボール界を盛り上げる同志として、これからも同志としてお付き合いさせていただければ嬉しいかぎりです」