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「プレーオフ出場より、出産までは妻のそばにいる」

今年1月にレイカーズから解雇され、フリーエージェントになったアンドリュー・ボーガットの周辺では、強豪チームへの移籍が頻繁に噂された。しかしボーガット本人は、今シーズンはもう試合に出るつもりがない。その理由は、第2子を妊娠した妻の体調にあった。

ボーガットは、Twitterに今シーズン中のNBA復帰を断念した理由を投稿。そこには、愛する妻を想う気持ちが綴られている。

「いろいろと事情があって、NBAのシーズン残り試合で復帰しないことを決断した。2月に祖父マイルが亡くなり、オーストラリアに戻った。何よりも優先したのは、第2子を妊娠した妻のことだった。今回の出産は高いリスクを伴うものと診断され、妻はアメリカに移動できない。だから、どこかのチームと10日間契約、あるいはシーズン終了までの契約を結んでプレーオフに出場するよりも、出産が終わるまで妻のそばにいると決めた」

気になる今後について、ボーガットは来シーズンのNBA復帰希望を明言している。「連絡をくれたチームに感謝している。ここ数カ月は悩んだけど、この時期に家族のそばにいるのがベストと判断した。今もワークアウトを続けていて、シェイプを維持できているよ。2018-19シーズンのトレーニングキャンプには間に合う」

今シーズンのボーガットは、若い選手を中心に構成されるレイカーズで主に精神的支柱の役割を担った。わずか24試合の出場で平均1.5得点、3.3リバウンドの成績に終わったが、出場時間さえ与えられれば、まだまだ控えのセンターとして活躍できる。無事に子供の誕生を見届けたボーガットが次に着るジャージーは、果たしてどのチームのものになるのだろうか。