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デイミアン・リラードの記録まであと16本に迫る

ジャズ新人ドノバン・ミッチェルが、ウォリアーズのステフィン・カリーが1年目に記録した3ポイントシュート成功数を抜き、169本に到達。トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが持つルーキー記録(185本)まであと16本に迫った。

昨年のドラフト全体13位で指名されたミッチェルだったが、その時点での評価はそれほど高いものではなかった。しかし、1年目から周囲の予想を裏切りチームのリーディングスコアラーに成長し、今シーズンは平均20.3得点、3.7リバウンド、3.6アシストを記録。新人王候補にも挙がっているが、本人は『SLAM』に「新人王については気にならない。今もっとも大事なのは、プレーオフに進出するためプッシュすること。自分は競争が好きだから、家で試合を見て、『あの場所にいるべきなのは自分たちなのになあ』なんて言いたくない」と語った。

エースだったゴードン・ヘイワードが昨夏に退団し、ジャズの再建には数年かかるという意見も少なくなかった。しかし、ミッチェルの台頭でジャズは一気に上向きになった。ミッチェルは言う。「周りの自分に対する見方は変わった。どういう選手になれるか、なれないとか、周りの意見は気にならない。自分がどれだけ努力したいと思うかが大事なんだ。自分次第で、どこまでだって良い選手になれる」

新人王は、セブンティシクサーズのベン・シモンズが受賞する可能性が高い。だがジャズは、しばらくぶりに華のあるスーパースター候補を手にした。ミッチェルの活躍がなければ、今シーズンはプレーオフ争いに加われていたかどうかも分からない。残り8試合、普段のミッチェルのパフォーマンスが見られれば、ジャズが西の8位以内に食い込む可能性は、十分にある。