長崎

長崎スタジアムシティプロジェクトで新アリーナも

テレビショッピングの『ジャパネットたかた』で知られるジャパネットホールディングスのグループ会社が、長崎県を本拠としてプロバスケットボールクラブを立ち上げることを発表した。同時にB3への参入に向けたB3リーグ公式試合参加資格を申請している。

ジャパネットホールディングスは、サッカーのV・ファーレン長崎を運営している。髙田旭人代表は、今回の発表に際して次のようなコメントを発表している。「バスケットボールもサッカー同様に競技人口が多く、長崎県内でも盛んなスポーツの一つです。Bリーグへの参入については以前より県内でクラブ立ち上げの動きがあったものの実現に至っておりません。県内の方とお話をする中でも地元にプロバスケットボールクラブを望む声を多く聞き、サッカーで感じた喜びやワクワクをバスケットボールでも長崎の皆様とつくりあげていきたいという想いからBリーグへの参入を決意いたしました」

参入に際して「長崎で生活する日常にワクワクがあること」、「全国で戦う選手、クラブを応援する楽しみがあること」、「地域に暮らす誇りを感じられること」という『参入への思い』を掲げている。

現在はまだチームとして形があるわけではないが、2021-22シーズンからのB3参入に向けてこれからチームを作っていく。しばらくは県内の体育館を試合会場とするが、その後は新アリーナ計画もある。長崎では、長崎駅から徒歩約10分の三菱重工業長崎造船所幸町工場跡地で『長崎スタジアムシティプロジェクト』が進んでいる。V・ファーレン長崎のスタジアム、ショッピングモールやホテルを擁する多機能複合施設で、ここにできる新アリーナが本拠地となる。

ジャパネットホールディングスは2017年にサッカーのV・ファーレン長崎を子会社化。この年にクラブ初のJ1昇格を実現するなど、サッカー界に参入から短期間で少なからずインパクトを残している。

クラブ立ち上げの発表と同時に、クラブ名称の公募もスタート。チーム名称に選ばれた場合は『VIP席年間観戦チケット』が、最終選考に残った場合も『A席年間観戦チケット』が贈られる。