「僕が望むことは周囲の人の健康と安全だけ」
シクサーズのジョエル・エンビードは安全面からオーランドでのリーグ再開に納得していないが、試合には出場するつもりだ。先日、エンビードは記者の取材に応え、今月30日からの2019-20シーズン再開について率直な意見を述べた。
「『バブル』での再開案には納得できなかった。ここ数カ月の状況を考えるとね。今世界で起こっていることは本当に不運なことだ。僕が望むことは周囲の人の健康と安全だけ。長生きできるようにしたいし、今後に悪影響が出ないようにしたいだけだよ」
不参加を決断した選手から発せられた言葉のようだが、エンビードはファンやチームメートをがっかりさせたくないからプレーすると話した。「再開案に100%賛成というわけではない。ただ僕は自分の仕事をするつもりだ。僕らの街をガッカリさせるようなことはしない。僕らの街、家族、チームメートを背負って戦う。これまで僕がそうしてきたようにね」
エンビードが一番気にかけているのは選手の行動だ。普段から新型コロナウイルスの感染予防に努めているが、他の選手も同じ行動を取るとは思っていない。
「僕はルールに沿って行動するつもりだ。僕はビデオゲームをする以外は特にやることもないから、いつも家にいる。ただ、他の選手が同じように外出を控えるとは思わない」
「外出が好きな選手もいるし、ルールに反していることや危険なことが好きな選手もいる。僕は他人をリスクにさらすようなことはしないが、問題は『全員がそうするだろうか?』ということだ。僕の経験から言えば、全くそうは思えない」