ディアロン・フォックス

「プレーオフに出ることがチームの目標」

キングスのディアロン・フォックスはオーランドで再開される2019-20シーズンが終わった時点でルーキー契約が満了となり、契約延長の資格を得られる。フォックスはプレーオフに一度も進出しておらず、今シーズンもその可能性が高い。フォックスの去就に関心が集まっているが、本人はキングスでのプレーを希望している。

新型コロナウイルスの影響で契約最終年のシーズンが大幅に変更されてしまったが、キングスで結果を出したい気持ちは変わらないと、先日『NBC Sports Bay Area』との取材で語った。

「気持ちは全く変わってないから、話すこともあまりない。自分がここでプレーする姿が想像できる。このチームにいたいんだ。もちろん僕らは勝ちたいと思っているし、昨年はチャンスがあった。今年もプレーオフ進出を狙える位置にいる。プレーオフに出ることがチームの目標だし、次の1歩を踏み出していくだけだよ」

球団はフォックスをチームの核として考えており、彼自身もマックス額での延長を断るつもりはない。問題はキングスがフォックスを中心にどのようなチームを作りたいかだ。フォックスは今シーズン平均20.4得点、6.8アシストを記録するなど、キングスのオフェンスに欠かせない存在となった。フォックスのスピードは特に速攻で相手チームの驚異となる。

だが、ディフェンスと3ポイントシュートには課題を残している。また他の選手にスペースを作るというより、自らドライブでリングにアタックするタイプのフォックスにとって、ハリソン・バーンズやマービン・バグリー三世との共存も最低条件となる。指揮を執るルーク・ウォルトンのペースの遅い戦術にフィットできるかなど、クリアしなければいけない課題も多いが、チーム向上のためにはフォックスの存在は欠かせない。