ペイサーズはオラディポの決断を尊重
ペイサーズのビクター・オラディポが、ケガの再発リスクを案じ、今月末からオーランドのディズニーリゾートで再開される2019-20シーズン残り試合への不参加を表明した。
オラディポは『The Athletic』とのインタビューで「難しい決断だったけど、2020-21シーズンに向けて身体を万全に戻すことが正しい判断だと思った」と理由を説明した。
2019年1月に右足大腿四頭筋腱断裂の重傷を負ったオラディポは、今年1月末に戦線復帰を果たして13試合に出場。平均13.8得点、3.2リバウンド、3.0アシストを記録している。復帰戦となったブルズ戦では持ち味である勝負強さを発揮したものの、ケガ前のパフォーマンスレベルには程遠く、球団との延長契約に関する交渉も進んでいないと報じられるなど、その去就が注目されている。
新型コロナウイルス感染症により3月中旬から中断した影響により、選手たちは実戦形式の練習を再開させられていない。さらに、シーズン再開後はわずか8試合を消化した後にプレーオフを迎えなければならない。重傷から復帰したばかりのオラディポは、自身が望む大型契約を手にするためにも来シーズンの完全復活を目指し、悩んだ末に不参加を決めた。
球団もオラディポの決断を尊重。球団社長のケビン・プリチャードは「彼のコンディションは何よりも最優先される。2020-21シーズンの完全復活を楽しみに待ちたい」という声明を発表している。