ジャ・モラント

「選手として向上するチャンスだと考えていた」

グリズリーズのジャ・モラントはリーグ中断期間中に筋力トレーニングに励み、約5.5kgの増量に成功したことを『The Associated Press』の取材で明らかにした。

モラントは今シーズン59試合に出場し平均17.6得点、3.5リバウンド6.9アシストを記録し、ルーキー・オブ・ザ・イヤー候補の筆頭に挙げられている。モラントが牽引したチームは中断直前の6試合で4勝を挙げ西カンファレンス8位に付けている。モラントは中断期間中に家で家族と多くの時間を過ごしたが、ウエイトルームやジムにも通い5.5kgの筋力アップに成功した。「シーズンがどうなるかはわからなかったが、選手として向上するチャンスだと考えていた」

モラントは身長190cm、体重79kgと登録されているように、線の細さが見て取れる。それでも、増量しパワーアップしたことで相手選手との接触をうまく受け止められるようになると期待している。「身体をうまく使えるようになるし、スクリーンも切り抜けられるようになる。オーランドではこれまでやってきたことを続けるけど、レベルは上がっている」

ヘッドコーチのテイラー・ジェンキンスやチームメートはモラントの身体の変化にすぐに気づいたという。また、モラントは2019年のドラフト前に膝の内視鏡手術を受けたが、中断期間のおかげで膝の痛みは消えたという。「ジャンプをしやすくなったし前よりも高く飛べている感じがするよ。中断期間を使って身体を集中的にケアしてきた。試合になれば問題なくプレーできるはずだ」