写真=Getty Images

2試合続けてキャリアハイを更新

ステフィン・カリーが足首の捻挫によりチームを離れてから、クイン・クックがウォリアーズの先発ポイントガードを任されている。3月16日のキングス戦で25得点、17日のサンズ戦で28得点を記録し、2試合続けてキャリアハイを更新した。

当然ながら、これだけの数字を残している以上、ウォリアーズのプレーオフ・ロスターにクックの居場所はあるように思える。だが、クックはチームと2ウェイ契約を結んだ選手で、レギュラーシーズン中は45日間しかロスターに登録できない。間もなくカリーが復帰するとはいえ、貴重なバックアップとして残す方が賢明だろう。

ドレイモンド・グリーンも、クックのプレーオフ・ロスター入りを後押する。グリーンはサンズ戦後「たくさんの選手を見てきたけど、どうしてクイン・クックが2ウェイ契約なのかと思ってしまうよ。だって、左手でドリブルできない選手だっているんだよ」とコメント。

クックが自身の活躍でプレーオフ・ロスターの座をつかむ過程にいると思うかを聞かれると、グリーンは「そう思う。彼のプレーは違いを生み出す。もう準備を整えているよ。あとは決定権を持っている人間が決断するだけ」と答えた。

あとはウォリアーズの判断になるが、エースの負傷によりチャンスを得たクックは、念願のNBA契約を手にするまであと一歩までたどりついた。もし王者の連覇にクックが絡むことになれば、首脳陣はエビで鯛を釣ったと思うことだろう。