リオ五輪の金メダル筆頭、アメリカ代表の選手起用を探る
2016/07/08

文=丸山素行 写真=Getty Images

レブロンやカリーが辞退するも豪華陣容が完成

レブロン・ジェームズやステファン・カリーなどビッグネームが次々と参加辞退を表明したアメリカ代表チームだが、それでも結果的にNBAトップクラスの選手が集まったと言える。

純粋なセンタープレイヤーが不在で、若手中心のメンバー構成で挑んだ2004年のアテネオリンピックでは屈辱の銅メダル。それ以来、2008年の北京、2012年のロンドンと2大会連続で金メダルを獲得している。

以下がリオの代表に選ばれたメンバーだ。

カイリー・アービング(PG/191cm)
カイル・ラウリー(PG/183cm)
ジミー・バトラー(SG/201cm)
デマー・デローザン(SG/201cm)
クレイ・トンプソン(SG/201cm)
カーメロ・アンソニー(SF/203cm)
ハリソン・バーンズ(SF/203cm)
ケビン・デュラント(SF/206cm)
ポール・ジョージ(SF/203cm)
ドレイモンド・グリーン(PF/201cm)
デマーカス・カズンズ(C/211cm)
デアンドレ・ジョーダン(C/211cm)

フロントコートとバックコートのプレイヤーのバランスが若干気になるが、スモールフォワードのプレーヤーでも皆2メートル超えであれば、高さは問題にしないということだろう。また、スペシャリストよりも器用な選手を好んで招集した印象だ。

アメリカ代表の選手起用を予想する

では、各ポジションのファーストチョイスとなる5人は誰になるのだろうか。直近のNBAでのパフォーマンスから考察してみたい。

ポイントガード
カイリー・アービング(キャバリアーズ)
1992年3月23日生まれ/191cm88kg

まずポイントガードだが、ここはアービングで間違いないであろう。今年のNBAチャンピオンチームの先発ガードであり、2014年の世界選手権では金メダルとMVPを獲得するなど国際大会の実績もある。キャリア平均で20得点5アシストをマークしている攻撃型のポイントガードだ。

カイル・ラウリーは身長のミスマッチを誘発する可能性があり、プレースタイルもややアービングと似ていることから、バックアップに回ることになるだろう。

シューティングガード
クレイ・トンプソン(ウォリアーズ)
1990年2月8日生まれ/201cm93kg

シューティングガードは悩みどころであるが、私はトンプソンを推したい。3ポイントシュートの成功数はカリーの化け物じみた記録に隠れてはいるが、あのレイ・アレンの269本を超える276本は歴代3位の記録。また、ディフェンス力という部分でも高い評価を受けている。

バトラーはオールディフェンシブファーストチームに選出され、守備面では完璧だ。しかし、先発のバランスを考えると、3ポイントシューターという意味でトンプソンが優先して起用されるのではないか。デローザンは身体能力を生かしたプレーが魅力で、ここ数年でトップスコアラーの仲間入りを果たした。しかし、3ポイントシュートが苦手なため、シューティングガードのポジションで先発となると厳しい。また、チーム最年長のアンソニーは先発での起用ではなくベンチから皆を鼓舞するベテランとしての役割が期待される。

スモールフォワード
ケビン・デュラント(サンダー→ウォリアーズ)
1988年9月29日生まれ/206cm109kg

スモールフォワードは、NBAトップクラスのスコアラーであるデュラントで間違いないだろう。中でも外でもどこからでも得点することができ、今シーズンは平均28.2得点でリーグ3位の成績だった。長いウイングスパンから繰り出されるブロックショットも相手にとっては驚異的だ。

ジョージは今シーズン平均23得点を挙げ、能力としては申し分ないが、同じポジションのデュラントにはまだ見劣りしてしまうため、ベンチからの出番となるだろう。バーンズはスモールラインナップであればパワーフォワードのポジションまでこなすことができる器用さが売り。身体能力を生かしたプレーで攻守のバランスを取りたい時に重宝される。

パワーフォワード
ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)
1990年3月4日生まれ/201cm104kg

パワーフォワードはハードワークとリーダーシップに期待を込めてグリーンだ。サイズ不足を補う俊敏さとパワーを兼ね備え、オールディフェンシブファーストチームにも選出されている。オールラウンドな活躍に期待。

センター
デアンドレ・ジョーダン(クリッパーズ)
1988年7月21日生まれ/211cm120kg

センターはリバウンドとブロックショットに長けたジョーダンを推したい。ジョーダンもオールディフェンシブファーストチームに選出されており、グリーンとの堅守に期待が持てる。また、オフェンス面では2年連続でフィールドゴール成功率1位に輝いており、ゴール付近でのアリウープやオフェンスリバウンドに注目したい。

また、カズンズに関してはパワーフォワードでもセンターでも起用できるが、総じて得点能力が高いメンバーなのでオフェンスでの『交通渋滞』を避ける意味ではジョーダンの起用が最もバランスの取れる形とだろう。

あなたの予想も同じようなメンバー構成になっただろうか?

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