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デュラントの退団が引き金になり、サンダー崩壊の恐れも
デュラントの退団で大幅な戦力ダウンとなったサンダーだが、もう一人のエースであるラッセル・ウェストブルックまで失う危機に直面している。
2008年のドラフト全体4位でサンダーから指名されたウェストブルックは、来年夏にフリーエージェントになる。『TNT』が伝えるところでは、ウェストブルックはサンダーとの契約延長交渉の席に着く考えすらないという。
つい先週まで有望視されていたデュラントと同じように、FAになってもサンダーと1年契約を結び、さらに高額なオファーを得られる可能性のある1年後に、再度FA市場に打って出ることもあり得る。
だが、サンダーが彼の求める環境を提供できるかどうか、という問題は残る。NBAの中でも小さな市場と言われるオクラホマシティに本拠を置くサンダーには大きな資金力がない。昨シーズンはカンファレンス決勝にまで駒を進めたが、デュラントが退団した今となっては優勝候補とは見なされないだろう。
ウェストブルックという相棒がいてもなお、デュラントは移籍を決断した。2016-17シーズンが、ウェストブルックにとってサンダーで最後のシーズンになったとしても、不思議ではない。
もしそうなればサンダーは? 2枚看板を続けて失うとなれば、再び低迷期を迎えることは間違いない。新たなスター選手をドラフトで指名し、育て上げる「再建段階」に突入することになるだろう。
ジェームズ・ハーデンに始まり、デュラント、イバーカと次々と主力が去っていったサンダー。一人残されたエースは今何を思う。