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「俺は自分のことが分かっているつもりでいる」

ティンバーウルブズとの契約が決まったデリック・ローズだが、3月8日のセルティックス戦には出場しなかった。それでもチーム練習には参加してすべてのメニューをこなしており、次のウォリアーズ戦(現地3月12日)で、ウルブズでのデビューを果たすことが確実視されている。

史上最年少でのMVPを受賞し、ブルズの『顔』として君臨したローズだが、ひざを壊した後にキャリアが下降線をたどっているのは事実。29歳は老け込む年齢ではないが、大きな障害を抱えながらのプレーを強いられていることは否定できない。10日の練習後に取材に応じたローズは、そのことについても率直な気持ちを語っている。

「ローズはもうプレーできない、得点を奪えない。そう思う人がいても、俺としては『分かった、それでいいよ』という感じ。それについて気を悪くもしない。その人がそう思うからには、そうなのかもしれない。だけど、それが正しいかどうかなんて知らない。俺は俺で考えていることがあるし、俺は自分のことが分かっているつもりでいるよ」

「ウルブズは俺を温かく迎え入れてくれた。まだ合流したばかりだが、このチャンスを最大限に生かしてまだプレーできることを証明するつもりだ。そのために全力を尽くすよ」

プレー機会がない期間が長かったが、そこでローズがどれだけコンディション調子に気を配っていたか。ウルブズでの初戦は彼のプレーへの意欲、プロフェッショナルとしての意識が問われ、恐らく明確な形で我々に提示される試合となる。プレーオフ進出へ正念場を迎えたウルブズにローズがどれだけ貢献できるか、期待して待ちたい。