ザック・コリンズ

「選手が噛み合えば十分優勝のチャンスはある」

トレイルブレイザーズのザック・コリンズは肩のケガのリハビリを終え、来月末からのシーズン再開で戦列に復帰する。コリンズは10月27日のマーベリックス戦で左肩を脱臼し手術を受けた。当初、復帰は3月頃の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により大幅に遅れてしまった。

先週コリンズは主治医から複数選手によるワークアウトや実戦練習などすべての練習への参加が許可され、復帰がチームから正式に発表された。『The Oregonian』の取材でコリンズは長いリハビリからやっと解放されたと話した。

「リハビリのプロセスは苦しくはないが、ただ長くて退屈なんだ。最悪なのは、ロードでチームに帯同できなくてチームメートと毎日顔を合わせられなくて孤立した気分になることだ。メンタル的には苦しかったね。今はコートに戻って好きなようにプレーできることに心からワクワクしているよ」

トレイルブレイザーズは西カンファレンス8位のグリズリーズと3.5ゲーム差でシーズン再開を迎えることになるが、一部の選手から新型コロナウイルスへの不安や警察官による暴力に対する抗議デモが全米各地で広がっている状況での再開に疑問の声が上がっている。先週、選手主導で開かれた電話会議には100人近い選手が参加した。コリンズもそのうちの1人で「どんなことがあろうとシーズンは再開すると思う。オーランドでの試合はスムーズにはいかないだろう。普段どおりではないが試合は開催されるはずだ」と考えている。

コリンズの他にユスフ・ヌルキッチも足の大ケガから復帰する見込みだ。ブレイザーズは2人のエース、デイミアン・リラードとCJ・マッカラムにベテランのカーメロ・アンソニーとトレバー・アリーザ、そしてコリンズとヌルキッチが加わりようやく戦力が整った。コリンズはプレーオフ出場へ向け自信を深めている。

「ロドニー・フッドは戻ってこれないが、選手の体調は万全だ。僕とヌルキッチ、そして他の選手がもっと頑張ってレギュラーシーズンよりも長い時間プレーする必要がある。ケガから復帰してくる選手、オフで体力を回復してプレーする準備が整っている選手が噛み合えば十分優勝のチャンスはある」