文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦

佐古賢一と長谷川誠、レジェンドが一日限りの現役復帰!?

昨日の船橋アリーナでは、千葉ジェッツとサンロッカーズ渋谷の試合前に3×3スペシャルゲームが行われた。これは3月3日を「3×3の日」と見立てたイベント。『TEAM B.LEAGUE』には長谷川誠、『TEAM JAPAN』には佐古賢一と、かつての日本代表のスター選手も参戦した。

試合はBリーグアナリストの佐々木クリスによるジャンプシュートで『TEAM B.LEAGUE』が先制。佐古が「思った以上にエキシビジョンじゃなかったですね。ベンチから試合を見ながら『みんなガチだな』って」と驚く展開となった。

MC MAMUSHIが盛り上げ、良いプレーが出るたびに会場の熱気も増していく。途中出場でコートに入った佐古は笑顔を見せながらエンジョイ。話を聞けば3×3のルールを試合直前に説明されるまで勘違いしていたそうで、「得点された後、エンドに戻さずにリスタートするルールを知らなくて面食らいました。その間に終わっちゃった感じなので、次回があれば是非呼んでもらいたいです」と、それでも楽しそうに語る。

試合のハイライトとなったのは、3×3のU-18日本代表として昨年のアジアカップに出場した改田拓哉のスーパープレーだった。麒麟の田村裕を股抜きでかわすと、カバーに来た佐々木クリスもシュートフェイクでかわして悠々と得点を決めた。

試合を前にぎっくり腰をやっていた田村は、これでアンクルブレイクならぬ『腰ブレイク』を喰らった。そのシーンを振り返ろうにも「どう抜かれたか分からんし、抜かれた後にどうなったのかも分からん」とのこと。また佐々木クリスは「あそこは本来飛ぶところじゃなかったかもしれないけど、負けてましたし、行くしかないなと。やられるシーンの絵としては良いものを提供できました」と笑顔で振り返る。改田はこのシーンについて「股抜きは最初からどこかでやってやろうと狙っていました。狙い通りのプレーができて良かったです」と喜んだ。

ちなみに改田にとって、佐古はあこがれの存在。小2でバスケを始めた当初に買ったバスケの教則本が佐古監修のものだったという。「僕にとってはレジェンドというか、バスケの先生みたいな存在なんです。だから同じチームでプレーできて、すごく興奮しました」

そう言われれば佐古も悪い気はしない。「今日は準備不足だったので、改田くんの練習相手ぐらいは務められるように身体をちょっと絞って準備しておきますよ」と笑う。そう謙遜する佐古だが、ウォーミングアップから動きにはある種のオーラがあり、現役引退から7年が経た今も変わらず観客の視線を集める『ミスターバスケットボール』だった。

東京オリンピックに向け、認知拡大や普及も加速

試合は6-3で『TEAM JAPAN』の勝利となった。2020年の東京オリンピックでは3×3が正式種目に採用されている。これからBリーグもバックアップし、5人制だけでなく3×3の認知拡大や普及に努めていく。バスケの魅力を広く発信したいという気持ちは誰もが同じ。3×3は5人制バスケよりも気軽に触れられるのが魅力。これから目にする機会がもっと増えていくはずだ。

参加選手[TEAM B.LEAGUE]
島田慎二 『千葉ジェッツ代表取締役社長・B.LEAGUEバイスチェアマン』
長谷川誠 『元バスケットボール男子日本代表選手』
佐々木クリス 『B.LEAGUEアナリスト』
岡田麻央 『マイナビ Be a booster! B.LEAGUE ウィークリーハイライト リポーター』
田村裕(麒麟) 『B.LEAGUE大好きお笑い芸人』

参加選手[TEAM JAPAN]
花田有衣 『2017年 3×3女子日本代表(FIBA 3×3 World Cup 2017出場)』
改田拓哉 『2017年 3x3U18日本代表(FIBA Asia Cup 2017出場)』
佐古賢一 『バスケットボール男子日本代表アシスタントコーチ』
上村彩子 『TBSアナウンサー スポーツ情報番組「S☆1」MC』