同年代のプレーヤーに触発された橋本晃佑、宇都宮を離れて富山グラウジーズへ「選手として欲が出た」

同年代のプレーヤーに触発された橋本晃佑、宇都宮を離れて富山グラウジーズへ「選手として欲が出た」

2020/06/19

橋本晃佑

橋本晃佑は東海大在籍時にアーリーエントリーで栃木ブレックス(宇都宮ブレックス)に入団し、5シーズンプレーした。地元である栃木でバスケ選手になる夢を叶えた橋本はシーズンを重ねるごとにプレータイムを伸ばし、チームに欠かせない存在となった。それでもさらなる成長、活躍を求め、橋本は富山グラウジーズへの移籍を決意した。

「長期間バスケできないのはいつになっても慣れない」

──非常事態宣言も解けて以前の日常に戻り始めていると思います。橋本選手は大学や宇都宮でもケガが多く、バスケがしたくてもできない期間を多く過ごしてきました。状況は違いますが、その経験は生きたのではないでしょうか?

そうですね、特に大学時代はバスケができない期間がめちゃくちゃ長かったので。バスケがしたい気持ちはありましたけど、自分だけではないので、今は我慢の時期と自分に言い聞かせていました。自分なりに次に繋げようというか、気持ちの切り替えに関してはできていましたね。でも今回は特殊というか、もどかしい気持ちはありました。他の選手よりは気持ちの持っていきかたはうまくできたと思いますけど、長期間バスケできないのはいつになっても慣れないですね(笑)。

──トレーニング以外はどのようなことをしていましたか?

ゲームが好きでNBA2K20をやっていました。それしかやらなくなって、他のゲームのやり方が分からなくなりました(笑)。あとはアマゾンプライムを見たり、こうやってZOOMを使って大学の時の友人とみんなで他愛のない話をしたりしていました。

──いわゆる『ZOOM飲み』ですね。

飲む人は飲むというか自由ですね。僕は家で一人で飲むことはほとんどないので、その時は飲みませんでした。ビールは糖質が多いとか、多少は何を飲むかも考えますね。もともとビールは得意じゃなく、ワインをちまちま飲んだり、最近は泡盛が気に入ってます。

橋本晃佑

同年代選手の存在「彼らに感化された」

──富山グラウジーズへの移籍は驚きました。ご自身のツイッターで「私の申し出を聞き入れてくれたチームに感謝します」とありましたが、自ら出ることを望んだということなんですね。

そうですね、自分から契約を解除して、自由契約リストに載せていただきいと伝えました。

ジョーンズカップで自分なりにここまでやれるって自信がついてから、試合に出たいという思いが強くなっていったんです。今まではケガもあったり、自分のプレーにあまり自信がなく、どちらかといえば消極的でした。地元にいれるし、契約も残ってるし恵まれているとは思いましたが、自信がついたことでもっと試合に出たいという欲が出てきました。

──そうした欲はプロ選手として良い傾向ではないでしょうか。

周りもそう言ってくれる人が多かったです。契約が1年残っていて、めちゃくちゃなことを言っているのは承知ですが、嫌われる覚悟というかそれくらいの気持ちで決意しました。

ケガ人がいたのもあって僕のプレータイムがちょっとずつ増えていき、その中で年末を15連勝で終えたんです。その時期からもっとプレータイムがほしいとやんわりと思うようになりました。

幸せな環境にいたんですけど、環境を変えて他のチームを見てみたいという思いも芽生えました。27歳になって同年代を見ていると富樫(勇樹)とかベンドラメ(礼生)はチームの中心です。ベンドラメはキャプテンにもなりましたし、彼らに感化されたのはあります。

──大きな決断を下しましたが、自分をここまでの選手へと育ててくれた宇都宮への思いはいかがですか?

僕としてもブレックスでやりたい思いがあった中で声をかけてもらいました。前十字靭帯をやった時もサポートしてくれて、プレー面でもたくさんの経験もさせてもらいました。自分が言うのも何ですけど、チームには本当に感謝しています。

──ツイッターではブーイングで迎えるとの愛のあるファンのコメントがありました。

ブレックスを離れても応援してくれてるというのがあらためて分かったし、ファンの支えがあってチームが成り立っているんだなって感じました。NBAでよくありますよね、ブレックスはブーイングで愛を表してくれるチームだと知っているので、ブーイングはうれしいです。

橋本晃佑

「噛み合ったらすごいことになるかと」

──富山グラウジーズへの移籍の経緯を教えてください。

オファーを待っていたのではなく、自分から動こうと思ってエージェントをつけました。チャンピオンシップに行ける可能性や空いているポジションを考え、いくつかのチームに話を聞いてもらい富山に決まりました。

──宇都宮では4番から3番へとポジションアップしたかと思いますが、ポジションは決まってますか?

まだどっちでやるかは決まってないですけど、両方できたらもちろんいいですし、僕としては4番で『ストレッチ4』としてやるほうがやりやすいです。外国籍選手次第ですかね。

──宇都(直輝)選手がガードで、新人王コンビの岡田(侑大)選手、前田(悟)選手といて、攻撃力はすごそうなイメージです。

そうですね、発表されるまで岡田君が入ることは知らなかったので正直驚きましたが、個人のポテンシャルで見たらすごい選手が集まったと思いました。正直まだイメージが湧きませんが、噛み合ったらすごいことになるかと。僕はボールを持ちたがるタイプではないですし、僕がスペースを広げられれば宇都さんの1on1だったり、岡田君もそういう能力が高いし、前田君が外から射抜けばと考えると面白いですよね。

──プレータイムを求めて移籍した橋本選手としては、結果を残すことが必要だと思います。バランスを取ることは大事ですが、数字を残すという意味では難しくないですか?

そうですね。でも、ドリブルを多くつくタイプではないのでドライブに合わせたり、バランスが取れれば自ずと僕が活躍するシーンも増えると思います。得点は毎試合2桁を目指し、リバウンドで2桁は難しいかもしれないですが、ダブル・ダブルの試合が出てくればと思います。

──では最後に富山のファンへメッセージをお願いします。

富山のファンの方々にまだ会えていないので、早く挨拶したいです。チームも一新され、強烈なバスケができるかなという意味でも楽しみです。

僕の持ち味は『ストレッチ4』、3ポイントシュートなのでそこを見ていただきたいです。おそらく外国籍選手ともマッチアップすることがあると思うんですけど、そこでも身体を張りたいです。3番でも4番でも、オフェンスもディフェンスも両方できる選手を目指しているので、見てください!

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