鎌田裕也

縁の下の力持ちとして期待

仙台89ERSは今日、鎌田裕也の獲得を発表した。

鎌田は197cm112kgのパワーフォワード。大東大を卒業後、東芝ブレイブサンダース神奈川(現川崎ブレイブサンダース)に入団し、今シーズンまで7年間プレーした。

その恵まれた体格を駆使し、インサイドで身体を張り、屈強な外国籍選手と渡り合ってきた。それでもオン・ザ・コートが撤廃され、ニック・ファジーカスが帰化するなど、インサイド陣に豊富な戦力が揃う川崎において十分なプレータイムを勝ち取ることができなかった。今シーズンは26試合に出場し、平均6.8分のプレータイムで1.0得点、1.0リバウンドを記録した。

鎌田はクラブを通して以下のコメントを発表している。「B2優勝、B1昇格を目指してチームのために全力で闘いたいと思います。コロナの影響で難しい状況ですが、早くナイナーズファンの皆様にアリーナで会えることを楽しみにしています」

GM兼ヘッドコーチを務める桶谷大は「バスケットボールIQが高く、器用さとフィジカルを兼ね備えたビッグマンです。鎌田選手のスクリーンは一度掛かったら簡単に抜ける事が出来ず、相手のガード陣を疲弊させることができると思います。また、3Pがあるので味方のドライブスペースを作る役割も果たせるのが強みです」と鎌田を紹介している。

そして、「スタッツには出なくても、チームにアドバンテージをもたらしてくれる信頼感が鎌田選手の最大の魅力です」と大きな期待を寄せている。

なお、仙台は先日、アルバルク東京のルーキーである笹倉怜寿の期限付き移籍を発表している。