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『雑音』ラバーを軸に報じるメディアに釘を刺す

昨年のドラフト全体2位でレイカーズから指名される以前から、ロンゾ・ボールの背後には常に父親ラバー・ボールの存在があった。時にはNBAレジェンドにも噛みくラバーの存在の方が大きく報じられ、それが息子ロンゾのイメージにも悪影響を及ぼした。

言いたいことを口にする父とは異なり、ロンゾはバスケットボールにだけ集中しているNBAルーキーの一人。それでも、父親のインパクトが強過ぎるあまり、ロンゾを評価する際、父ラバーというフィルターを通してしまうことも少なくない。

これではロンゾ自身が正当な評価を受けられない。それを懸念したレイカーズのオーナー、ジーニー・バスは、『ESPN Radio』とのインタビューで「ロンゾを見て、彼を評価してほしい」とメディアやファンに注文を付けた。

1月中旬からひざの負傷により欠場していたロンゾは、2月23日のマーベリックス戦で復帰し、9得点7リバウンド6アシストを記録し、オールラウンドな才能をあらためて証明した。チームは浮き沈みが激しいものの、昨シーズンの勝利数(26勝)まであと1勝に迫っている。ロンゾもケガにより新人王争いから後退はしたが、それでも1年目に平均10.2得点、7.1リバウンド、7.1アシストという立派な成績を残している。

現在リトアニアに滞在しているラバー・ボールは、今夏レイカーズが次男のリアンジェロと契約しなければ、ロンゾがルーキー契約満了後に移籍すると勝手に発言。昨年末からレイカーズが9連敗を喫した際には、ヘッドコーチのルーク・ウォルトンを批判し「誰も彼の下でプレーしたがっていない」とも語った。

これからもラバー・ボールが余計な『雑音』を引き起こすのは間違いないだろうが、オーナーが『ラバーの息子』ではなく『ロンゾ・ボールという一人のプロ選手』を評価すると断言した以上、ラバーの言葉に球団が振り回される心配はなくなる。

それよりもバスがチームに期待するのは、シーズン終盤戦で今後につながるパフォーマンスを見せ、今夏フリーエージェントの権利を手にするレブロン・ジェームズ、ポール・ジョージら大物選手に関心を持ってもらえる、魅力的なチームを作り上げることに他ならない。