橋本晃佑

岡田侑大に続いて即戦力の獲得に成功

宇都宮ブレックスからの退団が決まっていた橋本晃佑が、富山グラウジーズと契約を結んだ。

ブレックスでは地元出身、東海大から加入して5シーズンを過ごしたが、来シーズンの選手契約を双方合意の上で解除していた。もともと、ライアン・ロシターとジェフ・ギブスという強力な外国籍選手を擁する上に、日本人ビッグマンとしては竹内公輔もいて、さらにはロシターの日本国籍取得により、橋本がまとまったプレータイムを得るのは厳しい状況になっていた。

ただ、宇都宮の在籍時を通して3ポイントシュートであったりスモールフォワードのポジションであったりとプレーの幅を広げる努力は怠らず、サイズアップを進める日本代表の候補選手にも入っている。

富山グラウジーズは今シーズン、17勝24敗と負け越したが、これは開幕早々に大黒柱のジョシュア・スミスをケガで失い、その後も故障者が相次いだことが大きい。立て直しを図る今オフ、新人王の前田悟が残留、特別指定選手の松脇圭志がプロ契約を結び、シーホース三河を退団した岡田侑大を迎え入れることにも成功。ここに橋本晃佑が加わり、これまで以上に楽しみな戦力が揃った。

橋本はクラブを通じて「自分の持ち味を活かしてチームの勝利に貢献できるように頑張ります。攻守に渡ってチームに必要なピースになりたいと思っています」と抱負を語っている。

あとはドナルド・ベックの後任となるヘッドコーチ、またレオ・ライオンズに代わる外国籍選手のエース格にどんなタレントを連れてくることができるか。まだまだ陣容は半分しか見えていないが、富山はこれまで以上に注目を集めそうだ。