写真=Getty Images

「カズンズはオールスターに出場したがっていた」

ペリカンズのアンソニー・デイビスは、チームメートのデマーカス・カズンズとチーム・レブロンのスターターとしてステイプルズ・センターのコートに立つはずだった。

だがカズンズは、1月26日のロケッツ戦で左アキレス腱断裂する重傷を負い、今シーズン残り試合の欠場が決まった。ペリカンズを代表し、1人でオールスターゲームの舞台に立ったデイビスは、無念の欠場を余儀なくされたカズンズの思いと一緒にプレーするため、相棒のユニフォームを着て出場した。

試合途中で23番の自身のジャージーに着替えたが、会場で観戦していたカズンズはデイビスの気持ちに心を打たれ、Twitterに「俺の兄弟だ!」と投稿している。

試合後デイビスは、カズンズのユニフォームを着て出場した理由を聞かれ、「彼はキャリア初のスターターだったし、心からオールスターゲームに出場したがっていた。だから、彼の願いを叶えてあげたかった。彼への敬意を表しただけ」とコメント。相棒への敬意を最高の形で示したデイビスは、数日前も『Yahoo Sports』にこう語っていた。

「僕を成長させてくれたのはカズンズ。僕も彼をレベルアップさせられたと思っている。彼は、チームメートをプレーに関与させるのがうまく、パスも出せて、スクリーンを張る技術にも優れている。自分にとってもチームにとっても大きな存在なんだ。彼のケガは辛いよ」

昨年のオールスターゲーム終了後、6年半所属したキングスから放出されたカズンズは、心に深い傷を負った。それでも新天地でタッグを組んだデイビスという最高のパートナーのおかげで、カズンズはプレーする喜びを取り戻し、今シーズンは平均25.2得点、キャリアハイの12.9リバウンドを記録。ペリカンズは西カンファレンス8位でオールスターブレークを迎えたが、後半戦の熾烈な競争を勝ち抜けるかは分からない。もしカズンズがプレーし続けられていたら、上位でのプレーオフ進出を狙えていたはずだ。

カズンズは今シーズン終了後フリーエージェントになる。現時点では、来シーズン開幕に間に合わないカズンズにペリカンズがマックス契約をオファーするかは分からない。だが、自分のことを気にかけてくれ、最高の相棒と称賛してくれるデイビスの気持ちは、しかとカズンズの胸に刻まれたはずだ。