スムーズに決まらないデリック・ローズのウルブズ移籍、オーナーは実現に否定的

2018/02/20
NBA&海外
235

写真=Getty Images

「今のところ誰かと新たに契約する予定はない」

トレードデッドラインにキャバリアーズからジャズにトレードされ、その直後に解雇された元シーズンMVPのデリック・ローズ。今シーズンこそはと復活を誓い、優勝候補のキャブズに移籍したのだが、まだローズの歯車は狂ったままだ。

シーズン開幕後に足首を痛めると、気持ちが折れてしまいチームを離れ、現役引退まで検討しているとまで伝えられた。なんとかチームに戻ったものの、キャブズを支える戦力になれず、上層部はロスター解体を決断。放出された選手の中には当然のようにローズも含まれていた。

ジャズでの解雇について詳細は明らかになっていないが、プレースタイルを考えればジャズにはフィットしない。契約がなくなった今、ブルズ時代の恩師トム・ティボドーが指揮を執るティンバーウルブズへの移籍がささやかれている。

ウルブズのロスターには1名分の空きがある。手薄なバックコートを補強するため、ティボドーがジェフ・ティーグの控えとしてローズに関心を持っているとも言われている。しかし、チームオーナーのグレン・テイラーは『Star Tribune』の取材に対し「もしチームにフィットする選手を見つけられれば獲得を検討するが、今は誰かを獲得する予定はない」と語った。

もしローズがウルブズに加われば、3年目のタイアス・ジョーンズと出場時間を争うようになる。ジョーンズは今シーズン自身最多となる61試合に出場し、キャリアハイの平均4.9得点、フィールドゴール成功率45.9%を記録。ローズを獲得した場合、ティボドーは経験豊富な教え子を重用すると考えられる。すなわち、せっかく順調にレベルアップしているジョーンズのプレータイムを奪うことを意味する。今シーズンは、ティボドーの下で育ったジミー・バトラー、タージ・ギブソンが加わり、ウルブズは生まれ変わった。このままいけば、14年ぶりのプレーオフ進出は固い。

プレーオフでは経験がモノを言う。ローズの絶頂期を知り、度重なるケガをした後も見守り続けたティボドーなら、彼を再生させられるかもしれない。ウルブズがどういう判断を下すのか、今後の推移に注目したい。