「以前はシーズンを終わらせるべきだと考えていた」
新型コロナウイルスの感染拡大により、NBAが3月中旬に2019-20シーズンの中断を発表して以降、一時はシーズン中止が妥当という風潮が広まった。しかし、アメリカ国内の感染者数が減少し始め、事態が収束に向かったことを受け、リーグはフロリダのディズニーリゾートでの再開に向けて話し合いを進めている。
再開後のフォーマットはまだ発表されていないものの、各カンファレンスの第7、8シードを決めるために、レギュラーシーズンの7位から12位までのチームによるトーナメント開催という案も噂されている。
ブルズのトーマス・サトランスキーは、このプランを歓迎している一人で「プレーオフをかけて争えるならモチベーションも上がる」と、『Euro Hoops』のInstagram Liveで語った。
「いくつかシナリオがあるみたいだけど、もしプレーオフをかけて争えるならモチベーションも上がる。ただ、家族がいる選手にとっては難しいね。2カ月も家族と離れるのに、たった5、6試合やって終わりというのはつらい」
今シーズン再開後のプランに加えて、2020-21シーズンがクリスマス開幕という噂も広まっていて、サトランスキーは「ファンの安全のため」と理解を示した一方、こう本音を語った。
「以前はシーズンを終わらせるべきだと思っていたけど、シーズンを再開させて終わらせることに関する考え方も変わった。僕たちの試合で一番大切なファンの安全を考えての案だと思うから、12月開幕も論理的な判断だと思う。それでも12月まで試合がないのを想像するのは難しいし、来シーズンに向けた準備は大変だよ」
ブルズでの1年目から先発に定着したサトランスキーは、今シーズン65試合に出場し、平均9.9得点、3.9リバウンド、5.4アシストを記録している。シーズン再開後のフォーマット次第だが、中断前の時点で東の11位だったブルズにもチャンスが与えられるのなら、3年ぶりのポストシーズン進出にはサトランスキーの活躍が欠かせない。
Tomas Satoransky does a very mean thing@nbcschicago | #RunWithUs pic.twitter.com/9PiuPmHk82
— Chicago Bulls (@chicagobulls) November 24, 2019