大野篤史

「いつ開幕しても最高の試合をお届け出来るように準備」

千葉ジェッツは大野篤史ヘッドコーチとの2020-21シーズンの契約継続を発表した。

大野は現役引退後、パナソニックトライアンズと広島ドラゴンフライズでアシスタントコーチを務め、Bリーグ初年度の2016年に千葉ジェッツのヘッドコーチに就任。NBLでは中堅クラブだった千葉に、ハードなディフェンスと攻守の切り替えを重視したオフェンスを植え付けて、一気に強豪クラブへと引き上げた。

今シーズンはシーズン序盤こそ黒星が先行したが、フィルムワークを徹底するなどしてチームを立て直し、東地区3位につけチャンピオンシップ出場圏内に入っていた。

大野はクラブを通して次のコメントを発表している。「昨シーズンは、序盤でなかなか勝ち星を挙げられずに苦しみましたが、選手達がひとつひとつ課題と向き合って修正してくれたことで、徐々に調子も上向いて結果がついてきました。その選手達のハードワークを支えてくれたのは、皆さまからの熱い声援に他なりません。本当に心から感謝しています。しかし、少しずつ積み重ねた努力の成果をぶつける最後の舞台であるチャンピオンシップへの道は、新型コロナウイルスの影響で志半ばにして途絶えてしまいました。チームはもちろん、ずっと支えてくださった皆さまにとっても気持ちのやり場がない、大変悔しいシーズンになってしまったことと思います」

「2020-21シーズンも、未だ確実に開幕が出来るか分からない状況ではありますが、私たちに出来ることは、ずっと大切にしてきた『アグレッシブなディフェンスから走る』というバスケットスタイルをさらに突き詰め、いつ開幕しても最高の試合をお届け出来るように準備をするだけです。今季こそ、千葉ジェッツふなばしを取り巻くすべての皆さまと笑って終わるシーズンにしたい。そのために全力を尽くしてまいりますので、2020-21シーズンも、どうぞ引き続き選手達への熱い声援をよろしくお願い致します」