「スペースを読む力、パスのセンス」に期待
レバンガ北海道が3人目の外国籍選手としてディジョン・トンプソンの獲得を発表した。
アメリカ出身、201cm95kgのトンプソンはUCLA大を卒業後、NBAドラフト全体54位で指名され、サンズ、ホークスでプレーした。その後は8カ国を渡り歩き、昨シーズンはアルゼンチンでプレーしていた。
トンプソンは入団会見の場で以下のようにコメント。「チーム練習をした感想としては、とても良いチームで、動きの多いバスケットをするという印象です。自分がこのチームの助けとなれることを確信しています。自分のシュート力、ディフェンス、スピードといった強みを生かしていきたいと思っていますので、北海道の皆さん、応援よろしくお願いします」
同席した指揮官の水野宏太は「スペースを読む力であったり、パスのセンスだったり、チームの大きな力になってくれると思いますし、経験豊富な点もチームにとってプラスをもたらせてくれると思っています」と大きな期待を寄せている。
チーム2位の平均11得点を挙げていたグレゴリー・ウィッティントンが大麻取締法違反容疑で逮捕され、ただちに契約解除となった。その結果、外国籍選手を1人欠く状態で同地区の強豪を相手に2勝4敗と苦戦を強いられている。それでもアルバルク東京とサンロッカーズ渋谷から勝利を挙げて大崩れせず踏み留まった。レジェンドの折茂武彦も「プラスアルファが自分たちにある。今後もっと楽しみになります」と3人目の外国籍選手を伸びしろととらえていた。
現在北海道は19勝17敗、勝ち越しているものの同地区の栃木ブレックスと同率で最下位に沈んでいる。トンプソンは、その栃木に所属するセドリック・ボーズマンとはUCLAのチームメイトで親友だという。
北海道は明日、同地区3位の川崎ブレイブサンダースと対戦する。トンプソンの出場は定かではないが、戦力が整った勢いで格上撃破を目論む。