ラメロ・ボール

「ロンゾと一緒にやれたら最高だね」

2020年のNBAドラフトで上位指名が期待されるラメロ・ボールは、早くも世界最高峰のリーグで達成したい目標を設定している。

『GQ Australia』とのインタビューで、ラメロは「今から15年以内にバスケットボール史上最高の選手になりたい」と発言。オーストラリアリーグのNBLでプロ経験を積んでNBAドラフトにエントリーするとはいえ、並の選手なら口にするのもはばかる目標を言ってのけたところからも、何かと話題を提供してくれる父ラバー・ボール譲りの『ビッグマウス』ぶりが伝わってくる。

ラメロは、2019-20シーズンにNBLのイラワラ・ホークスでプレーし、12試合に出場して平均17.0得点、7.6リバウンド、6.8アシストを記録。また、リーグ史上最年少でトリプル・ダブルを達成するなど、「ボール3兄弟で一番才能がある」という前評判に違わぬパフォーマンスを見せた。

威勢のいいラメロの発言を裏づけるように、NBLホークスを率いるマット・フリンは、彼の能力の高さを認めている。

『GQ Australia』に「彼は、先を読む力のある選手」とコメント。「本当に偉大な選手というのは、オフェンスではなくディフェンスに目を配る。ラメロはそれを自然にやれる」と太鼓判を押す。

ボール3兄弟の長男にしてペリカンズでプレーするロンゾ・ボールは、先日チームメートであるJJ・レディックのポッドキャスト番組に出演した際に、NBA公式戦でラメロとの初対決が実現した場合に向けて、「きっとタフな戦いになる」と宣戦布告したばかりだが、ラメロは兄と一緒にプレーすることを希望する。ドラフトでどのチームに指名されたいかと聞かれると、「NBAのどのチームでもプレーする。ロンゾと一緒にやれたら最高だね。幼い頃から、一緒にプレーすることを話してきたし、もし実現したら夢がかなう」と答えた。

NBA入りを果たし、史上最高の選手になるという目標に向かって彼がどういう歩みを進めていくのか、今から楽しみでならない。