篠山「今日は大敗です。反省して帰ります」
日本バスケットボール協会(JBA)は「バスケットボールで日本を元気に」の理念のもと、『With Basketball ~バスケで日本を元気に~』を称し、公式YouTubeでコンテンツ配信を行っている。
本日は『男女一丸バスケを語ろう』と題した特別番組が配信され、男女日本代表でキャプテンを務めた篠山竜青と髙田真希がゲスト出演した。
番組の冒頭、髙田は篠山のフェイスタオルを顔に当てるボケをかまし、見事に笑いをかっさらった。髙田の奇襲は成功したが、その裏にはBリーグ屈指のエンターテイナーである篠山への対抗意識があったという。
「対篠山竜青となると負けてしまうと思ったので、何か一発かまさないといけないと思いました、バスケと一緒で出だしが一番大事、ここで竜青ワールドに乗ってしまうと自分の影が薄くなってしまうのでそれだけは避けたかった」
思わぬ先制パンチを食らった篠山は番組中も悔しがる仕草を見せ、「今日は大敗です。反省して帰ります」と、想像以上のダメージを受けたようだ。
今回のように男女の垣根を超えて、日本代表の選手同士が関わりを持つことは稀だ。篠山は以前から髙田と交流する機会を求めており、それが実現した。「コミュニケーションを取る機会を作ってほしいと思っていました。こういう時だからこそ、男女一緒にいろんなことをやっていく。今日がそのスタートになったと思うし、僕自身うれしかったです」
髙田も「男女でこういった企画はなかったので楽しかったですし、うれしかったです。『日本一丸』と言えると思うし、バスケットで日本を盛り上げていきたい」と、感想を語った。
新型コロナウイルスウイルスの影響により、夏のインターハイも中止となった。大きな目標がなくなってしまった学生に向け、篠山は「これを良い方向に持っていけるかどうかが力の見せどころ」とメッセージを送った。
「本当につらい経験だったと思います。この何年後かに、コロナの困難があったからこそ今の自分がいますと胸を張って言えるように、悲観的にならず次に向かって歩き出してほしい」
髙田も篠山と同様の思いだ。「今だけを見てしまうと苦しいかもしれないですけど、この悔しい経験を後に生かせるのも今の子たちだけしかません。この経験をいかに前向きにとらえて次に繋げてられるかがすごく大事です。悔しい思いもあると思いますが、切り替えて頑張ってほしいです」
2人が語ったように、マイナスをいかにプラスに転じさせられるかは大事だ。今回の企画も新型コロナウイルスの影響があったからこそ、実現したとも解釈できる。『With Basketball ~バスケで日本を元気に~』の今後のコンテンツに期待したい。