天日謙作

復帰1年目でチャンピオンシップ圏内へ浮上

大阪エヴェッサは今日、天日謙作ヘッドコーチとの契約継続を発表した。

2005年に大阪エヴェッサの初代ヘッドコーチに就任し、bjリーグ創設からチームを3連覇に導いた天日は、昨夏に9年ぶりに大阪に復帰。当時と変わらぬ『走るバスケ』を掲げて、リーグで最も展開の速いバスケットを志向した。3番ポジションで起用したアイラ・ブラウン、力強いボールプッシュに徹した伊藤達哉と新戦力がすぐさまフィットし、途中でケガ人を出しながらも日替わりで活躍する選手がその穴を埋めることで、大阪は今シーズン41試合を戦って26勝15敗とBリーグになって初めて勝率が5割を超えた。

シーズン中断時点での順位決定となったため、西地区優勝の座を1ゲーム差で琉球ゴールデンキングスに譲ったものの、シーズン途中には地区1位にいる期間も長く、Bリーグになって初となるチャンピオンシップ進出を射程圏内にとらえていた。

天日コーチは「来シーズンも引き続き指揮を執ることとなりました。来シーズンはカンファレンス優勝とチャンピオンシップ出場を目標として大阪エヴェッサの飛躍の年になるように頑張ります」と、クラブを通じてコメントを発表している。

アイラと伊藤、橋本拓哉にジョシュ・ハレルソンとチームの核となる戦力は早々に残留が決定。ここにエリエット・ドンリーと角野亮伍の新戦力が加わることが決まっている。今シーズンを良いステップとしてさらに飛躍できるか、引き続き天日ヘッドコーチの手腕に注目したい。