「まだまだ達成したい目標がある」
今シーズンを中国リーグでプレーしているジェレミー・リンは、2018-19シーズンを制した時のラプターズのメンバーだ。
昨シーズンの途中にラプターズに移籍したリンは、レギュラーシーズンは控えガードとして起用され、23試合(先発3試合)に出場して平均7.0得点、2.2アシストを記録。しかし、プレーオフでは8試合に出場したものの出場時間が激減し、平均プレータイム3.4分に終わった。
リンはその後「自分は優勝に貢献できたのか? リングを受け取るに値するのか?」と自問自答したと『Sports Illustrated』のインタビューで語った。
「ある時『本当に自分の力で優勝を勝ち取ったのか?』と思うようになった。自分が希望した形で貢献できなかったからね。でも、あのチームの一員としてプレーできて、NBA選手としては十分だったと思う」
リンは今シーズン、中国の北京ダックスで平均24.2得点、5.8リバウンド、5.8アシストを記録している。まだ31歳と若く、来シーズンには再びNBAのコートに立つ可能性もあるだろう。彼自身もNBA復帰をあきらめておらず「まだまだ達成したい目標があるし、成し遂げたいことがたくさんある。それに僕にはまだ時間も残されている」と話す。
新型コロナウイルスの感染拡大が終息後、リンには再びNBAでプレーして優勝を目指す姿を見せてもらいたい。