「国民はスポーツの復活を望んでいます」
ロケッツのオーナー、ティルマン・ファーティタがホワイトハウスで行われた円卓会議に出席し、ドナルド・トランプ大統領にNBAの再開について現状報告を行った。
ティルマンは新型コロナウイルスのパンデミックで大打撃を受けたレストラン業界の代表の一人として会議に出席していた。会議の最中、大統領からシーズン再開について質問されたと『Yahoo Sports』が報じた。
「いくつかの州の現状と試合を開催できる可能性について静観している状態です。今後数週間でウイルス対策が正しい方法へ向かっているか確認しています。このまま行けば今回の騒動で素晴らしい仕事をしてくれているNBAコミッショナーのアダム・シルバーと30球団のオーナーはシーズン再開を決断することになるでしょう」
「まずはレギュラーシーズンの試合を何試合かやって世間の注目を集めてからプレーオフに入るのが良いと思います。アメリカにとっても素晴らしいことだと思います。国民はスポーツの復活を望んでいますし、NBAの強豪チームの対戦を見たいはずです」
残りのレギュラーシーズンの試合を70試合に到達するまで開催し、その後でプレーオフに突入する。試合は隔離された場所にチームを集めて開催し、選手やチーム関係者は隔離された場所で生活してウイルス検査も徹底する。こうしたファーティタがトランプ大統領に伝えたプランが現時点で最も可能性が高い選択肢だろう。
シーズン再開が実現するまでにはまだたくさんの課題が残っているが、先日には個人練習目的での施設利用が再開されるなどリーグには明るい兆しが見えてきた。トランプ大統領を含めた多くのファンがNBAの再開を待ち望んでいる。