「持てる全ての力を尽くす所存です」
新潟アルビレックスBBが福田将吾とヘッドコーチ契約を結んだことを発表した。
鹿屋体育大で学生コーチとしてヘッドコーチとしてのキャリアをスタートさせた福田は、渡米してウェストモントカレッジのアシスタントコーチ、セントジョンズ大のグラディエイト・アシスタントコーチ兼ビデオコーディネーターを務めた。また2012-13シーズンには男子日本代表のコーチングスタッフも務めている。
Bリーグ初年度は仙台89ERSでアソシエイトヘッドコーチを務め、翌シーズンから2年間を島根スサノオマジックのアシスタントコーチとして過ごした。そして、昨シーズンに横浜ビー・コルセアーズのアシスタントコーチを務めると、前任のトーマス・ウィスマンの契約解除に伴いヘッドコーチに昇格した。
ビーコルではタイムシェアを駆使して、ディフェンスに重点を置いた福田が指揮を執って以降、強豪からも勝利を収め3勝6敗(それまでは8勝24敗)とチームを立て直した。
福田はクラブを通して以下のコメントを発表している。「2020-21のレギュラーシーズンは、強豪クラブが多い東地区となりますが、チャンピオンシップ出場を果たすため、ヘッドコーチとして持てる全ての力を尽くす所存です」
また、代表取締役社長の小菅学も以下のコメントを発表している。「日本代表チームのスタッフとしての経験があり、大学、海外でのコーチ経験等、常にバスケットボールに対して真摯且つ、謙虚に向き合われてきたこと。選手とのコミュニケーションを大切にしながら、モチベーションをアップさせることが長所というように、日々の強化を念頭に置き、粘り強く全員で戦う新潟アルビレックスBBを形成してくれることに期待しております」
新潟は外国籍選手すべてとの契約満了を発表し、契約を更新したのは若手選手のみ。チームとしてターニングポイントを迎えているが、その再建は福田に託された。