プレータイム獲得に苦労しながらもプレーの幅を広げる
宇都宮ブレックスは今日、橋本晃佑を自由交渉選手リストに公示したことを発表した。
2019-20シーズン限りでの契約満了ではなく、2020-21シーズンの選手契約を双方合意の上で解除したとのこと。橋本は栃木県日光市の出身で、宇都宮工業から東海大を経て2015年に加入。5シーズンをプレーした。
203cmの日本人ビッグマンでありながら、ライアン・ロシターを始めとするレベルの高い外国籍選手、さらにはBリーグの時代になって竹内公輔も加入したことでプレータイムは限られたものとなり、ロシターが日本国籍を取得したことで出場機会を得ることはこれからさらに難しくなりそうだ。それでもここ2シーズンの彼は3ポイントシュートのスキルを高めてスモールフォワードもこなすプレーの幅を身に着けていた。それでいて外国籍のパワーフォワードにも力負けしないフィジカルの強さは、どのチームから見ても貴重な戦力に違いない。
橋本は日本代表候補でもあり、直近の今年2月のアジアカップ予選の代表候補24名にも名を連ねている。
今シーズンは1試合平均12.0分の出場で3.0得点、1.4リバウンドという数字に終わったが、プレータイムを与えられるチームに移籍することになればスタッツは大きく伸びるはず。外国籍選手の起用ルールが来シーズンから変更になるが、優れた日本人ビッグマンがいるかどうかがチームの成績に大きく影響することに変わりはない。
橋本が来シーズンにどのユニフォームを着て、またどんな役割を与えられてプレーするのか注目だ。
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