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平均22.7得点のエースを失い、ニックスに衝撃

ニックスに激震が走った。2月6日のバックス戦、クリスタプス・ポルジンギスがダンクを決めた後の着地でひざを痛め、検査の結果、左ひざ前十字靱帯の断裂であることが分かった。

今シーズン平均22.7得点、ニックスではエースの座を確立していたポルジンギス。真のスター選手になるために、長く過酷なNBAのシーズン終盤にパフォーマンスを落としてしまう課題が克服できるかどうかが注目されていたが、正念場を前にシーズン終了となってしまった。

チームは現在23勝32敗で東カンファレンスの11位。ポルジンギスだけでなくティム・ハーダウェイJr.やフランク・ニリキナの活躍もあり、まだ上積みの要素はあった。だが、ポルジンギスがいなくなってはプレーオフ進出はもう厳しいと言わざるを得ない。

ポルジンギスの復帰時期が気になるところだが、それ以上に『どれだけのコンディションで戻って来られるか』が重要だ。再建段階にあり、これで大きく後退したニックスにとって、ポルジンギスが数カ月早く戻って来ることに意味はない。

これからポルジンギスは長いリハビリに取り組まなければならない。早期回復を願うのはもちろんだが、ダイナミックでしなやかな動きを損なわないまま復帰することを願いたい。